戦国大名の危機管理

2008/1/16 水曜日 – 14:27:50

書名:戦国大名の危機管理 (歴史文化ライブラリー)
著者:黒田基樹

自分史を作成するうえで、市販の書籍を参考にすることはよいことだと思います。もちろん度を超して盗作になってはいけません。
プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に作成するときのお手本になるに違いありません。
また自分史として自分の知識と経験を綴るにしても、情報収集は必要です。取材に行くこともあるでしょうし、参考文献を読破するも必要なことです。
ここではわたし、野見山肇が読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を作成する際の参考情報になれば幸いです。

冷静に考えればわかることですが、戦国大名は領国内の独裁政治家なのです。
戦国時代というと、大名は戦のことばかり考えている軍人の大将しか思い浮かばなかったのですが、政治を司っていないわけがないですね。
この当たり前のことをつくづく思い知らされた本でした。

この本が取り上げているのは関東の北条氏の3代目、北条氏康です。
氏康と言えば、息子の氏政がご飯に味噌汁を2杯かけたのを見て、「我が北条家もわしの代で終わりじゃ」と嘆いたエピソードが有名です。
しかし、この本ではそんなエピソードとは無関係の、戦国時代の大名の真面目な領国の民衆との接し方に焦点を当てています。

この本によれば、村は自治権を持っていて、民衆は村を通して、支配者(戦国大名)とつながっていたそうです。
支配者が搾取して、民衆が搾取されるだけの、単純なものではなかったそうです。

戦国時代の政治や経済に焦点を当てる本も面白いものです。
なぜなら戦国時代こそ、人間が最も人間そのものの欲望や良識をさらけ出していた時代だと思うからです。

チョイ上の自分史わたし本なら文研ビズ

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