論文レポートはどう書くか

2009/3/24 火曜日 – 20:03:13


書名:論文レポートはどう書くか―テーマの決め方から文章上手になるコツまで
著者:鷲田小彌太、廣瀬誠

自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。

文章読本のホントのねらいは、ストレス解消と対抗意識にあると思っている。

ストレス解消とは、著者の文章(創作?作文?)に対する思いがなかなか成果を出さないので、「オレはこんなに文章に造詣が深いのだ!」という主張のことだ。
対抗意識というのは、既存の文章読本を読んで、「だめだ、こりゃ。オレならもっと有益なことが言える!」という気持ちのことだ。

文章読本に対して、どうしてこんなうがった、心のねじ曲がったことをいうのかというと。
それほどにも、役に立つ文章読本が少ないからだ。
最も有名な谷崎文章読本ですら、谷崎潤一郎の文章に対する思いのタケをぶつけた本だから。
しかしながら、谷崎潤一郎はストレス解消ではないけれど。

さて、「論文レポートはどう書くか」はどっちに分類されるのだろう?
と思って読んでみると、不思議なことにどちらでもないようなのだった。どちらかといえば、全社のストレス解消に近いのだけれど、著者である鷲田小彌太さんも廣瀬誠さんも、コンプレックスのような物は伝わってこない。
「オレは知っているぜ」というのは伝わってくるのだが、それは怨念のような陰湿な雰囲気がまったくなく、カラッとしているのだ。

まとめるなら、この「論文レポートはどう書くか」は作文をテーマにしたエッセイ集とでも言えようか?
作文術の向上には役には立たない。
しかし、日頃、作文についてあれこれ考えている人には、「そうそう」と思ったり、「いやそれは違う」と思ったりと楽しく読める本であることには違いない。

どうして役に立たないかというと、ノウハウとして伝授していることは「特長を出そう」とか、「調査しよう」とか、
はたまた「作業スペースを確保しよう」「書けるようになるには多読しよう」とかちっとも具体的じゃないからだ。

概念的なノウハウはだれでも知っていると思うのだけれど。。。

チョイ上の自分史わたし本なら文研ビズ

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