日本の「行事」と「食」のしきたり

2009/4/2 木曜日 – 19:27:11


書名:日本の「行事」と「食」のしきたり (プレイブックス・インテリジェンス)
監修:新谷尚紀

自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。

旬の野菜というものの感覚をほとんど忘れたような食生活を送り始めてもう何年になるのだろう。
同様に、季節にあった料理を気にせず、食べるようになったのはいつからだろう。
季節を感じる食事と言えば、もはや「鍋料理」と牡蠣くらいだろうか?
牡蠣は冷凍であれば年中食べられるけれど。

冬にアイスクリームも日常的だし、お団子もお餅も年中食べられるし、
お祝い事があったときは赤飯を食べることもなくなった(代わりに普通の日でも赤飯を食べることもある)し。

行事と食事が連動しなくなったのは、「食べたいときに食べたいモノが手に入る」という文明のおかげだろう。
というわけで行事と食を結びつけるのは、現代の生活では「余裕のある暮らし」の証明ではなかろうかと思っているこの頃なのだ。

お正月にはおせち料理を、節分が来れば、家の中で豆をまき、恵方巻きを食べる。
桃の節句には甘酒を飲み、端午の節句にはチマキを食べ、五月になれば初鰹を食べる。

そんな暮らしに憧れはじめている。

このような人にぴったりなのが「日本の「行事」と「食」のしきたり」だ。
読んでいて、昔は楽しみがいろいろあったナーと懐かしい気分になった。

それにしても たこ焼きは戦後発明された食べ物とは知らなかった!
食文化、おもしろい!

チョイ上の自分史わたし本なら文研ビズ

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