都道府県別ヒット商品の法則

2008/5/6 火曜日 – 16:58:00


書名:都道府県別ヒット商品の法則―地域マーケティングの第一人者が教える
著者:矢野新一

自分史を作成するうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に作成するときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を作成するときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を作成する際の参考情報になれば幸いです。

テレビ番組に「秘密のケンミンショー」というのがある。
各地の特産物や風俗をおもしろおかしく紹介するバラエティ番組なのだが、「へーぇ、そうなのか」と感心するが、自分の県つまり福岡県になると「そう!そう!」というときと「そうか??」というときとに分かれる。
しかし、興味を持ってみることには変わりないけど。

同じように、県民性を占い風に語った本も面白いものなのだが、マーケティング本にも、県民性を織り交ぜるとはびっくりした。
ヒット商品の法則と銘打っているので、販売データは確かなのかもしれないが、その根拠としている県民性についてはやや強引さを感じる。
マーケティングの専門家なのだから、そこ(県民性)まで言及せずに、民俗学などの専門家と共著あるいは対談の形をとった方がよりインテリジェンスな本になったのにと思うとちょっと残念な本である。

もちろん、テレビを見るように面白く読めたことには間違いはない。娯楽本としては一級品だが、ノウハウ本としてはちょっと△かと思う。

?評価が厳しくなったのは、福岡県の紹介が少ないからかもしれない。
なぜなら73コラムがあって福岡県が登場するのは2回だけなのだから。

チョイ上の自分史わたし本なら文研ビズ

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