たそがれ清兵衛

2009/4/15 水曜日 – 10:45:44


書名:たそがれ清兵衛 (新潮文庫)
著者:藤沢周平

自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。

たそがれ清兵衛は第26回日本アカデミー賞を受賞した映画「たそがれ清兵衛」の原作だが、映画はこのほかに、藤沢周平の「竹光始末」と「祝い人助八」を原作としているが、「祝い人助八」のこの短編集「たそがれ清兵衛」に含まれている。

全部で8編の短編小説から構成されているのだが、どれも藤沢周平らしい小説ばかりだ。

主人公は、剣の達人であるが剣客としては生きていない。今の生活を精一杯生きている。
彼らにとって、剣は最優先事項ではないのだ。
しかしながら、すごい剣豪なのだ。

ま、だから今の生活を最優先に生きていけるのだろうけれど。
こんなふうに、強く優しくそして精一杯の人生を送ってみたいものだ。

チョイ上の自分史わたし本なら文研ビズ

Post a Comment