はじめての文学 宮部みゆき

2008/5/14 水曜日 – 18:52:29


書名:はじめての文学 宮部みゆき
著者:宮部みゆき

自分史を作成するうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に作成するときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を作成するときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を作成する際の参考情報になれば幸いです。

好きな小説家をあげるとすると、谷崎潤一郎を別格として、清水義範・池波正太郎・西村寿行・宮部みゆきとなる。
その宮部みゆきの小学生に贈る、著者自らが選んだ小説集がこの本だ。

心とろかすような・朽ちてゆくまで・馬鹿囃子・砂村新田の4編からなる。
どの小説も読んだことがあるものなのだが、改めて読み返すはずなのにはじめて読むときと同じように引き込まれている。

おそらく宮部みゆきさんはストーリーテラーなのだ。半村良が第1人者ということだったが、ぼくは宮部みゆきさんじゃないかと思っている。
この語りかけるような文体で、視点がぶれていても何の違和感もなくページをめくっていく。
途中で、(ああ、前読んだな)と思いながらも、(次はこうなる)と思いながらも、本を放り出すこともなく、どきどきしながら読み進めていく。

どうして、同い年なのに、これだけ人間観察ができているのだろう。
いったい、ぼくはこれまで何を感じて来たのだろう、彼女に比べてちっとも身についていない。
というコンプレックスさえ感じさせる作家なのだ、宮部みゆきという小説家は!

チョイ上の自分史わたし本なら文研ビズ

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