いまさら聞けない手紙とメールの常識

2009/4/21 火曜日 – 10:37:32


書名:
いまさら聞けない手紙とメールの常識 (オレンジページOTONA生活科マナー講座)
監修:近藤珠實

自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。

読んでみてどうもしっくりこないのだ。
監修は近藤さんという人だそうだから、この人が書いた原稿ではないのだ。
おそらく、手紙・はがき、メール/ケータイメール、ビジネスメール、それぞれで原稿担当者が異なっているのだろう。

本1冊を通しての整合性が悪いのだ。
また、提示しているお手本が、本文で示している「マナー」に沿っていないものもある。
この近藤さんという人は手書き時代の手紙のマナーを知っているというか、自分が習った時代のマナーを知っているのだろう。
そして、変わりつつあるマナーの傾向も知っているのだろう。
だから、強いことが言えず、整合性の弱い本が出来上がったのだろう。

いっそ、「私が教わった手紙の文化」という観点で、今の人の手紙やメールを評価して見せたほうが面白かったのではないだろうか、と思った本だ。

それにしても、手紙のお手本って、役に立つのだろうか?
そのままパくれる状況にはならないだろうし、穴埋め式のお手本だったらいいのにと思った。

チョイ上の自分史わたし本なら文研ビズ

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