編笠十兵衛〈上〉

2009/4/28 火曜日 – 17:38:23


書名:
編笠十兵衛〈上〉 (新潮文庫)
著者:池波正太郎

自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。

頃は元禄、赤穂浪士の討ち入り前後の話。
柳生十兵衛の孫、月森十兵衛の活躍物語。

新潮文庫では上巻下巻と分かれているので、上巻はまだ人物紹介と状況説明に終始している。
池波正太郎の小説って、こんなに回りくどいというか、人物紹介や状況説明が必要だったろうか?
「どうした! 池波正太郎」と訪ねたくなるような流れだ。

藤沢周平の描く青江又八郎も、縁あって赤穂浪士の味方になる(大石の用心棒も引き受ける)が、ここまで引っ張らなかったのに。
(あっちは短編小説だけど)

この入念な準備と池波正太郎の赤穂浪士観、これはもう下巻への期待が高まるばかりじゃないか!

チョイ上の自分史わたし本なら文研ビズ

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