本所しぐれ町物語

2009/6/1 月曜日 – 10:56:01


書名:本所しぐれ町物語 (新潮文庫)
著者:藤沢周平

自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。

連作短編集というのだろうか、「続く」というわけではないが、本所界隈で起こる出来事の短編小説なので、登場人物がダブることもあるという短編集だ。

読んでいくウチに、登場人物たちと馴染みになっていくのがまた面白い。
中でも「おきち」は立派だ。
ろくでなしの親父のために、看病するわ、医者にかかる費用を借金するわ、亡くなったら「親の借金は子の借金です」と精算するわ、で周りの大人たちもそれ以上口出しできないのだ。

女衒に買い取られ、岡場所に売られていくのだが、「それからどうなったのだろう」と以降の小説に、おきちちゃんがなかなか登場しないのでやきもきした。
ようやく出てきたと思ったら!

ここから先は、実際に本を読んでください。

チョイ上の自分史わたし本なら文研ビズ

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