暗殺の年輪

2009/6/9 火曜日 – 10:45:40


書名:暗殺の年輪 (文春文庫 ふ 1-1)
著者:藤沢周平

自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。

藤沢周平の直木賞受賞作とのこと。

読んでみると、

硬いのだ、これが。
いつも読んでいる,用心棒日月抄やよろずや平四郎活人剣のような、明るさがないのだ。
そして、明るさや希望を持たない人たちの物語なので、それぞれの立場も動きもきちんと描かれているのだけれど、

どうにも、感情移入できないのだ。

藤沢周平を研究したい人には、大切な小説だろうが、娯楽小説を読みたい人には素通りしてよい小説じゃないかしら。

チョイ上の自分史わたし本なら文研ビズ

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