日本人の価値観・世界ランキング

2009/6/9 火曜日 – 19:32:27


書名:日本人の価値観・世界ランキング (中公新書ラクレ)
著者:高橋徹

自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。

人目が気になる一面と勝手放題に生きる一面をぼくは持っている。
もちろん、世間の大多数と同じ程度のほどほど加減だけれど。

そんなわけだから、日本人の世界の中のランキングというと、気になってしょうがない話題の1つなのだ。
探してみると、あったあった。「他人の評価が気になるか」
気にしてばっかりで、外交能力に甚だ劣る日本のことだから、世界一だろうと思って見たら!
なんと、59カ国中2位という、まったくの凡庸というか中途半端というか。。。

がっかりして更に目次をみてみると、あったあった。「日本人(自国民)であることに誇りを感じているか」
74カ国中71位!! 堂々の最下位グループだ。
やっぱり、自分を卑下しないと気がすまないのだ、日本人は。内心はそう思っていないのだけれど、このようなアンケートですら、卑下せずにはおられないのだ。

初等教育における重点項目の調査によると、「モラル・マナー」を重視するのは学力指導に自信のある国だそうだ。
学力を重視する傾向の高い欧米諸国では、「読み書きそろばん」がおぼつかない大人が珍しくないとのこと。
だから学力を重視するとのこと。

この高橋さんも、日本人特長である、表面的には卑下しながらも、自画自賛せずにはおられないのだ。
へーえ、そうなんだ、と感心したければ、この本を読むとイイ!
あー面白かった、満足した。

チョイ上の自分史わたし本なら文研ビズ

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