ニッポンの評判

2009/6/20 土曜日 – 17:49:44


書名:ニッポンの評判―世界17カ国最新レポート (新潮新書)
編者:今井佐緒里

自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。

世界と銘打っておきながら、わずか17カ国のリポートというのは、ちょっと。
というのは、おいといて。

自分のことも気になるが、日本のことも気になるものだ。
というわけで、この17カ国(なぜかイタリアが2編というのは、コネで押し込まれたか? それもイタリアぽいけれど!)18人からのリポートなのだけれど。

いずれも、「ライター」の肩書きのある人がほとんどなのだけれど、比較文化を論じるわけでもなく、「私の住んでいるこの国では、日本人に対して、こんなイメージを持っています」というまったくの一般人(文筆業無関係、非ジャーナリスト)という感じの、実に親しみやすい、まるで外国に移り住んだ友達が、一時帰国して、飲み会のネタでしゃべってくれたような、気さくな話だ。

新潮新書で、世界17カ国最新レポートといううたい文句は、しゃれか?

もちろん、これは悪い意味でも皮肉でもない、実に親しみやすい気さくな感想だ!

さて、そんなお気楽レポートなので、厳しい意見は耳にしたくない。
「ねっ、こんなに日本人は尊敬され、慕われているんですよ」とえこひいきされていることを誇らしくリポートしてくれる。
もちろん、それは、報告者の周りの数人の感想だから、統計的に信頼できる情報ではないけれど。

肩肘張って、読むわけでもなし。だって、飲み会のネタなんだから!

チョイ上の自分史わたし本なら文研ビズ

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