わたしを見かけませんでしたか?

2009/7/12 日曜日 – 12:08:28


書名:わたしを見かけませんでしたか? (Hayakawa Novels)
著者:コーリィ・フォード、訳者:朝倉久志

自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。

これは小説ではなく、ユーモアスケッチというらしい。

「ユーモア」
死語というわけじゃないだろうけれど、あまり使わないコトバだ。
ときどき、新聞社の論説委員の人が使うくらいか、相当に知的職業の人しか使わないコトバだ。
この「わたしを見かけませんでしたか?」は、たまたま気付かれない状況を一気にまとめて、被害妄想ふうにまとめたものだ。
その妄想加減がほどよいユーモア感覚に溢れているらしい。
マーフィーの法則をひとまとめにしたような感じなのだが、原文の雰囲気はわからないのだけれど、訳者の朝倉久志さんの持ち味なのかも知れないが、くどい。長すぎる。
もうちょっと、切れのよい文体で書いてくれれば!

そもそも読みたかったのは、「あなたの年齢当てます」だ。
これはイラスト付きなので、文章が短く切れているので、読みやすい。
そして、面白い。

あと、20年いや、それ以上経って、ぼくも「後期高齢者」になって、読み返してみたいものだ。
そのとき、どんな気持ちで読むのか、その気持ちでぼくがどれだけ老け込んでいるのかがわかるというものだ。

チョイ上の自分史わたし本なら文研ビズ

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