忍びの風

2009/9/7 月曜日 – 11:35:22


書名:忍びの風〈1〉 (文春文庫)
著者:池波正太郎

自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。

甲賀忍者でありながら、頭領に従わなかった忍者、半四郎の物語である。有能な女忍者・於蝶も準主役として中心的な存在になっている。
甲賀忍者とは、組織的活動をするものだと思っていたが、この2人はアウトローのようだ。自分の信念に基づいて行動するし、仲間うちでは格別の技量を持っている。
ここら辺が痛快娯楽小説としての基本なのだろうけれど。
二人が敵とねらう織田信長は本能寺で自害するので、目的を果たせないことは分かっているのだけれど、池波正太郎はどう折り合いを付けるのだろう、そして二人の行く末は?
気になる展開をうまく3冊に散りばめている。面白い。

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