ひとごろし (新潮文庫)

2009/12/29 火曜日 – 12:09:09


書名:ひとごろし (新潮文庫)
著者:山本周五郎

自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。

なんとも物騒な書名なのだが、そこは山本周五郎。殺伐とした小説のワケがない。

表紙カバーのあらすじには「藩中きっての臆病者と評判を立てられて和歌侍が、それを逆用し奇想天外な方法で~~上意討ちを果たすまで~~」とある。
奇想天外な方法。気になる。

読んでみると確かに奇想天外だが、それならそうと、もっとおかしみのあるやり取りが展開する小説であってほしい。
かといって、今以上に長く(文庫本で40ページ)しては、間延びするし、むーん。どうなればいいんだろう?

こういう小説こそ、ドラマ化しがいのある小説なんだろなと思ってみたのだった。

自分史を書くならわたし本の文研ビズ

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