江戸300藩 県別うんちく話

2010/1/25 月曜日 – 11:01:54


書名:江戸300藩 県別うんちく話 (講談社プラスアルファ文庫)
著者:八幡和郎

自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。

金持ちにはなりたいと思うことはあっても、金持ちの人には憧れることはない。
というのは、金持ちが持っているお金は、その人に組み込まれたモノではなく、その人が所有しているモノだからだ。
ところが、知性というモノは、1度身につければまず失うことはない。品もそうだ。
だから、品のある人は尊敬の対象になるし、知性のある人には憧れる。

八幡さんは憧れの対象である。とても物知りで、それが人を見下すこともなく、淡々と知識を披露しているところに嫌みがない。
読んでいるうちに、これは喜連川藩を外していたら承知しないぞと思っていたら、しっかり書いてあった。
さすが!と思っているのはぼくくらいで、歴史を語る人にとっては当たり前のことなのだろう。

所々に表れる人物評も、八幡さんの好みが分かって、ほほえましい。
他の本を読みたくなるような、さわやかな読後感だ。

自分史を書くならわたし本の文研ビズ

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