「書く力」が「仕事力」を高める

2010/2/1 月曜日 – 18:40:47


書名:「書く力」が「仕事力」を高める! (ロング新書)
著者:福島哲史

自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。

知っているからと言って、伝えることや教えることが出来るかというと、そんなことはなくて。
知らないからと言って、教えられないかというと、そんなことはたまに覆ることがある。
後者ははったり上手な人の場合で、前者は、その原因はいろいろある。

純粋に、説明が下手という人と詰め込んだ知識が表層的でまったく自分のものになっていない場合とだ。
この福島さんは、その前者のようだ。知識はあるのに説明が下手というタイプだろう。

突っ込みどころ満載なのだ。
例えば、アトランダムに開いたページで突っ込んでみようか。

105ページを開いてみよう。
傍線付きで「もっともらしく書かれたものに、かなりいい加減なものがある」と書かれているが、第4章で『楽しみながら基礎力を付ける』という部分で、スポーツ新聞も週刊誌も役に立つと言っている。
テレビもcmも参考になると言っている。
いい加減なのに??

179ページでは、講演を聴きに行って、録音し、テープ起こしをやってみようということが課題になっている。
テープ起こしが出来るなら、文書作成はお手のもののはず。そのくらいテープ起こしは難しいのに。。
福島サンはおそらく、テープ起こしが苦もなくできるのだろう!

50ページでは、ビジネス文書は『1枚の紙』で動くという見出しがある。
その1枚にまとめるのが難しいのに!
(A4、1枚にまとめようというタイトルで書籍が何冊も発行されるくらい)

福島サンは、いったい、どんな人をターゲットにこの本を書いたのだろう?
実に謎だ。

自分史を書くならわたし本の文研ビズ

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