三億を護れ!〈下〉

2010/3/1 月曜日 – 11:20:07


書名:三億を護れ!〈下〉 (徳間文庫)
著者:新堂冬樹

自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。

上巻を読み終わると、どうしても下巻をすぐ読まないと気が済まなくなる。
中には、急がなくても気にならない本もあるが、この「三億を護れ」はすぐ読みたくなる。

主人公の河内は、とんでもなく阿呆でダメ人間。意気地も知恵も根性も粘りもない。

そんなダメ人間に3億円が当たるのだから、詐欺師じゃなくてもかすめ取ることは可能だろうに。
日本で一二を争うかと見まごう詐欺師雨宮が襲いかかる。
それを救う、河内の後輩大矢とその友人加賀美。
この加賀美というのがとんでもなく頼りになる人で、雨宮の罠から、何度も何度も河内を救ってくれるのだ。

こういうのをジェットコースターノベルというのだろうか。次から次へと事件続出。
最後は、ひょっとして、もしやという展開で。
読者にとってさわやかな気持ちで本を閉じることができるのだった。

自分史を書くならわたし本の文研ビズ

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