信玄軍記

2010/3/3 水曜日 – 14:35:57


書名:信玄軍記 (河出文庫)
著者:松本清張

自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。

「史上最強」の肩書きがつく武将といえば武田信玄だろう。軍神という人もいる。
そんなイメージの人だから、武田信玄が主人公の小説では、それらしく描かれている小説ばかりだ。

その武田信玄を松本清張が描くと、冷静かつ客観的になるのだ。
信玄軍記は、武田信玄を取り巻く人の小説のように、武田信玄が描かれている。まるでロボットのよう。
「人は石垣、人は城」と歌われた武田武士だが、信玄ほど、人の力を知り抜いていた人はいないということか。
これまで持っていた武田信玄のイメージを変える1冊だ。

自分史を書くならわたし本の文研ビズ

Post a Comment