侍はこわい

2010/4/3 土曜日 – 10:42:03


書名:侍はこわい (光文社文庫)
著者:司馬遼太郎

自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。

司馬遼太郎の小説というと、読み終わるとその時代のことにも詳しくなっているような気がする。
物語として楽しむ以外にも、さりげなくウンチクが語られていて、「おもしろくてためになる」小説というイメージだ。

しかし、そこは直木賞作家。娯楽に徹することも可能なのだということが、この『侍はこわい』を読めばよく分かる。
そして、楽しめる。

権平五千石
;幸せって、なんだろうと考えさせられる。

豪傑と小壺
;戦国時代の武士は、命がけで欲望を満たそうとしていたことが窺われる。

狐斬り
;?

忍者四貫目の死
;忍者とは、透明人間のようなもの。

みょうが斎の武術
;こういう武芸者がカッコイイ。

庄兵衛稲荷
;時代小説で関西弁を違和感なく使えるのは司馬遼太郎くらい!

侍はこわい
;実は町人は侍をばかにしている?

ただいま十六歳
;希望に燃える人を描かせたら、司馬遼太郎に及ぶ人はいない。

自分史を書くならわたし本の文研ビズ

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