読み手志向の「書く技術」で成果をつかみ取る

2010/6/21 月曜日 – 20:21:22


書名:読み手志向の「書く技術」で成果をつかみ取る (ハーバード・ポケットブック・シリーズ)
著者:デボラ・デュメーヌ、監訳:高橋研、共訳:柴田さとみ+上坂伸一

自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。

「読み手志向」というとなにやら道徳めいた価値観のようです。
そして、ビジネスに道徳を持ち込むということは論理的に破綻しているので、それ(道徳)しか主張ポイントがない!というダメ本の可能性が他界のだけれど。

実態はそんなことなくて、和訳のミスじゃないかといって良いくらい、出来の良い本だ。
読み手志向というより、『情報伝達を最優先にする「書く技術」で成果をつかみ取る』という書名にすべきだろう、言っていることはそうなのだから。
それが結局は読み手志向に繋がっていると言うことなのだ。

ごく当たり前のことばかりだが、この本の特長は、それを説得力のある並びで解説しているところだ。
リストアップの技術かもしれない。

大変読みやすく書かれているので、30分もあれば読み終えることができる。
作文に自信がない人は常に携帯して、いざ作文の前に読む習慣をつけても、時間を損することはない。
(30分うんうんと悩むより、この本を30分読んですらすらと作文に入る方がよい!)

チョイ上の自分史 わたし本 を作ろう!

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