人質カノン

2010/7/4 日曜日 – 13:54:47


書名:人質カノン (文春文庫)
著者:宮部みゆき

自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。

宮部みゆきの本領が発揮されるのは、長編だ。
短編集が下手というわけでもないが、長編の方がより引き込まれ、感情移入して読んでしまうからだ。
短編集では感情移入する前に終わってしまうのだが、それはそれで、別の楽しみがある。

それは!

宮部みゆきの構成力を堪能することだ。もちろん、この構成力あってこそ、長編小説が書けるのだが、話が複雑で、「すごいことをしている」とは思うが、自分で分析するには、登場人物とエピソードが多すぎて、ややこしい。
『人質カノン』くらいの短編集だと、登場人物とエピソードを頭の中で再構築できる。

すると!
なんとまあ、よく練り込まれてあること。素人にも良く理解できる。

そういうわけで、宮部みゆきの技量を理解するには短編小説がうってつけということになるのだ。
ちなみに、この短編集の中でいちばん良いと思うのは、生者の特権。クロスファイヤみたいに、これをもとに長編小説を書いてほしいくらいだ。

チョイ上の自分史 わたし本 を作ろう!

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