マニュアル制作の実践-2-

2010/8/13 金曜日 – 10:48:31

文章を書くテクニック・文書を作成するノウハウ、メールやビジネス文書のコツ。
文書を書くのに便利な情報を毎日公開しています。
ぼくはテクニカルライターをかれこれ20年やってきました。
そこにも、作文のテクニックが隠れているかも!?

自分史を書くということは、長い文章を作成することです。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。

マニュアルはどのように制作されていくのかを説明しながら、テクニカルライターの仕事ぶりや考えていることを紹介していこうと思います。
お題は「おにぎりの作り方」です。これなら、誰もが内容を想像できますからね。

さて、前回はマニュアル制作時の優先事項は何かでした。
1:いつまでに
2:どれだけのボリュームで
3:いくらで

今回は、「1:いつまでに」について考えてみます。
通常は、商品の発売日は決まっています。開発や営業の都合でずれることはありますが、マニュアル制作部門の都合でずれることはありません。
せいぜい、「商品は完成しているので、あとはマニュアルができたら発売開始する」と言われることくらいです。
この場合は、もちろん「できるだけ早く」という指令と同じ意味なのですけれどね。

さて、この制作期間が4カ月だったとすれば、次の行程でマニュアルは制作されるでしょう。
1カ月目:情報収集
2カ月目:目次構成検討、企画
3カ月目:原稿制作
4カ月目:関連部門チェック
そして、2週間に1度、行程をチェックして、遅れが生じている場合は対処します。

このブログを以前からお読みの方はお気づきになるかと思います。
これは、文書を作成するときの時間配分と同じですね。
文書作成は、その分量に関わらず、
持ち時間を4等分して、情報収集/企画構成検討/原稿作成/推敲・洗練となるのです。

チョイ上の自分史 わたし本 を作ろう!

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