紋切り表現の使い方「目を白黒させる」

2008/9/17 水曜日 – 7:14:19

紋切り型の表現は、作文のお作法としては好ましいものではありません。
では絶対使ってはいけないのでしょうか? そんなことはないのです。使い方次第なのです。
今日は「目を白黒させる」を例にしてみます。

自分史を作成するうえで、文章作成はメインの作業です。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。

ポイントはたったの2つです。

・現実味を持たせられないか?
・文字どおりの表現にできないか?

びっくりしたときの所作ですが、白黒させることができたら、ちょっとした特技ですよね。
従って、びっくりしたときの表現としてふさわしくないのです。ではなぜ紋切り型の表現になったのでしょうか?

びっくりすると目をめいっぱい開く人は多いですよね。めいっぱい開くので白目の部分がよく見えるはずです。
おそらく、普段瞳(黒目)しか見えないような小さな目の人がびっくりしたので、白目部分が見えたということなのでしょう。
ならば、カンタンですね。
現実味を持たせればよいのです。

めいっぱい開くのだから、瞬きできませんね。乾き目になります!
めいっぱい開くのだから、まぶたが突っ張ります!

探せばいくらでもありそうです。その中でいちばん人の気を引くようなものに置き換えてみましょう。

チョイ上の自分史わたし本なら文研ビズ

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