武士道のことが面白いほどわかる本

2008/9/18 木曜日 – 14:14:55


書名:2時間でわかる図解・武士道のことが面白いほどわかる本 (2時間でわかる図解シリーズ)
著者:山本博文

自分史を作成するうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に作成するときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を作成するときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を作成する際の参考情報になれば幸いです。

本を読んでそれを面白いと思うかどうかは、中身より著者と読者の相性かも知れない。
ぼくと山本博文さんは相性が悪いようだ。

「武士」の生き方や心構えがどうたら、と言い始めたのは、武士の本分である戦いがなくなった江戸時代から。
それなのに、この山本さんは江戸時代以前の文献も参考資料にしている。
読み始めたところから、矛盾点が気になった。

こうなるといけない。気になることがどんどん小さなことになっていく。
山本さんは「死を美化している」。人としてどうかと思う。
江戸時代の人も、死を怖れないことはあっても、死を美化してはいない。大きな勘違いに違いない。

江戸時代、物価は元禄時代を境にずいぶんと変わったのだが、物価の高札についてそれが一切出てこない。
時代背景を無視して、資料だけで考察している。
これは、前段の「武士道とは」の部分も同じ。

不思議な人だ。しかし、著作物を見ると興味をそそるタイトルのモノが多い。
懲りずにまた読んでみようと思う!

チョイ上の自分史わたし本なら文研ビズ

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