紋切り表現の使い方「舌鼓を打つ」

2008/9/21 日曜日 – 6:51:24

紋切り型の表現は、作文のお作法としては好ましいものではありません。
では絶対使ってはいけないのでしょうか? そんなことはないのです。使い方次第なのです。

自分史を作成するうえで、文章作成はメインの作業です。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。

今日は「舌鼓を打つ」を例にしてみます。

ポイントはたったの2つです。

・現実味を持たせられないか?
・文字どおりの表現にできないか?

おいしいモノを食べたときの表現ですが、実際の所作は不満の意を表すときにやる、あの「ちぇっ」という音なのです。
予想以上においしかったときはびっくりした顔と満足した顔をするはずです。

ならば、カンタンですね。
現実味を持たせればよいのです。

チョイ上の自分史わたし本なら文研ビズ

会食だったら、同じモノを食べたら、同席した人の半数がびっくりし、半数が満足したことにすればよいのです。
あるいは、舌鼓を正しく打ってみせたときを「舌鼓を打つ」の5文字で済ませず、描写すればよいのです。

Post a Comment