実見 江戸の暮らし

2011/6/20 月曜日 – 18:44:15


書名:実見 江戸の暮らし
著者:石川英輔

自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。

時代小説分けても江戸時代小説を読んで、頻繁に出てくるのが、時刻。
これがどうしても頭に入らない。丑三つ時というのが深夜の2時か3時頃というのは知っているだ、あとは七つ立ちが4時頃だと言うことか。
ところが。
これが違っていたのだ。不定時法だから夏と冬で違うのだから、一部正解、一部不正解と言うことなんだが、そのもやもやがすっきりと解決する。
お金の勘定も同様だ。1両が4分で、1分が4朱で。銭と両(金貨)は相場が立っていたので、時代により換算値が異なる。これは知っていたが、銀貨は大阪で通用していたとばかり思っていた。
これも違っていたのだった。
なんでも江戸時代は、人件費が安く、ものの価値が高かったらしい。だから大工の日当をもとに物価を考えるとものすごく安いし、ものの値段を元に物価を考えると物価高になるそうだ。

なんとも説明が分かりやすい。おそらく著者は、説明が上手なんだろうな、他の本も読みたいなと思って、本を閉じたのだった。


チョイ上の自分史 わたし本 を作ろう!

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