日本語ウォッチング

2011/10/1 土曜日 – 19:59:28


書名:日本語ウォッチング
著者:井上史雄

自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。

言葉は生き物だと言うことは知っているつもりだったが、学者先生が本書で統計データを元に論じられると、改めて納得する。

そして、また。
「日本語が乱れる」などといったことが、きわめてばかばかしいことだということが分かる。
言葉なんて、使ったモノがち、それが実に民主的に 多数決の論理で、普及したら正用。普及しなかったら誤用。
ただそれだけの話なのだ。

ら抜き言葉もOKなのだ。
なんといっても「です」ですら、その歴史は新しいそうなのだから。

いちばん面白かったのは、専門家意識があると、用語のアクセントが平板になる話。
クラブに通う若者は、クラブの専門家なので、平坦なアクセントで「クラブ」と発音するのだ。
これから、おしゃべりするときに、なにげない平坦なアクセント言葉から、話し相手の趣味を当てて、びっくりさせてやろうと思ったのだった。


チョイ上の自分史 わたし本 を作ろう!

Post a Comment