ヨーロッパ取材ノート

2008/10/4 土曜日 – 18:32:11


書名:ヨーロッパ取材ノート―EUを知る・世界を知る
著者:倉田保雄

自分史を作成するうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に作成するときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を作成するときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を作成する際の参考情報になれば幸いです。

楽しいのがいい。
悲しい顔をしているより、楽しい顔をしているほうがいい。
仕事も遊びも運命も。楽しんでいる人がいちばんだ。

この本の著者、倉田さんは、ヨーロッパ暮らしを楽しんで愉しんで、そのついでにこの本を書いたのではないだろうか?
読み終わって、ヨーロッパに憧れる前に、この倉田さんに憧れてしまった。

もちろん、倉田さんは好きでヨーロッパに赴任して特派員記者をやっていると思うのだけれど、それにしても楽しんでいる。

そうすれば知識もどんどん入っていくのだと思った。
この本には、「ヨーロッパが良くて、それにつけても日本はダメだ」といった主張は一つもない。
むしろ「日本がんばっているじゃないか!」(ユーロトンネルのことで)というくだりもある。
もちろん、ヨーロッパを見下すところもない。

倉田さんは良い意味で、良い悪いの判断力がないのだ。
なんと素晴らしい才能だろう。

それにしても、イギリスでは幽霊の出るアパートの方が家賃が高いとは!

チョイ上の自分史わたし本なら文研ビズ

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