読み手に共感してもらう

2011/12/31 土曜日 – 14:08:58

世相史という言葉を耳にするようになりました。時代時代を独自の視点で切り取って読み解いた文書です。
この世相史、どうやって書くのでしょうか? その手法を解説していきます。

自分史を書くということは、長い文章を作成することです。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。

世相史に限らず、自分史、そして一般的な文書作成でも言えることですが。
読み手が共感してくれる記述のある文書は、強くなります。
では、どうすれば読み手が共感してくれるのか。
論理的に考えていきましょう。

共感してもらうためには、読み手の価値観を推測します。
おっと、その前に、読み手がどんな人であるかが明確にする必要がありますね。
誰かに読んでもらいたい文書を書く場合、想定読者をできる限り絞り込むのが良いとされています。

あんまり絞り込んでしまうと、その想定した読者以外の人が読んでくれなくなる。。。
という心配は無用なのです。

というのは。
例えば、『泣いた赤鬼』という童話があります。
ぼくは、この童話が好きなのですが、ぼくは中年のオッさんでありますが、子供向けに書かれた童話を読んでも違和感を持ちません。
これは、子供向けだから、このような漢字とひらがなの表記になっているのだ。
子供向けだから、このような表現になっているのだ。
と解釈しつつ読み進みます。
つまり。
読み手を絞るということは、読者を遠ざける事はなく、むしろ 読み手の理解を促進するのです。

さて、絞り込んだ読み手の価値観に従って書けばきっと「分かる、分かる」や「ある、ある」と思ってくれるか。それは媚びることではありません。書き手が読み手に近づくことなのです。

文書を強くするために欠かせない要素は、もう一つあります。それは次回に!


チョイ上の自分史 わたし本 を作ろう!

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