マニュアル不要のシステムは可能か

2012/3/15 木曜日 – 11:19:43

啓学出版(今は存在していない)発行のマニュアルバイブル(絶版)という本があります。
この本から学んだことの一部をここに紹介していこうと思います。

マニュアル不要のシステムは可能か

自分史を書くということは、長い文章を作成することです。
うまい文章やわかりやすい文章は、文才に恵まれた人だけの特権だと思っていませんか?
もちろん文才に恵まれた人は、うまい文章やわかりやすい文章を書くことができます。
でも、特に文才がなくたって、十分にうまい文章やわかりやすい文章を書くことはできるんです。
ここでは、そのちょっとしたコツを1つずつ紹介していきます。

ぼく自身は、マニュアルは必要悪だと思っている。
ない方が良いはずなのだが、存在することに意味があるからだ。

ない方が良いというのは、使い方を調べなくても使えるものが言いに決まっているからだ。
あるいは、一度使っている人を見れば直ぐ理解できるような。
あるいは自分で使い方を発見していくペースに任せても支障ないとか。
例えば鉛筆のように。

存在することに意味があるというのは。
サポートセンターに怒りの電話をかけてくる人たちのために。
サポートの回答に「マニュアルにも書いてあります」というのは、この怒りを抑える有効な手立てらしい。
本来は、このような手立ての不要な人間形成の教育が、国としてなされるなら、マニュアルも要らなくなるのだけれど。

というようなことをテクニカルライターは業務の疲れを癒すために考える。
マニュアルバイブルも考えている。
マニュアルバイブルが言っているのは、ユーザーインターフェースを改善する。
画面を見ただけで何をすればよいのかが判るような画面設計をしろと言っている。
もう一つは、ヘルプシステムをきちんとすれば、マニュアルは要らなくなる。と言っている。
ヘルプシステムはテクニカルライターが作っているのだが、昔はエンジニアが作っていたからこんなことを言っているだけれど。
要は、システム設計者ががんばればマニュアルは要らなくなる。と言うのだ。
ちょっとこれは暴論だし、エンジニア崩れのテクニカルライターの言うことなので、この主張だけはいただけない。


チョイ上の自分史 わたし本 を作ろう!

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