午後の恐竜

2008/10/30 木曜日 – 16:07:43


書名:午後の恐竜 (新潮文庫)
著者:星新一

自分史を作成するうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に作成するときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を作成するときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を作成する際の参考情報になれば幸いです。

作文をするとき特に創作のときに、そのときの潜在意識が反映されがちになる。
陽気なときは視点が陽気になり、凹んでいるときは批判的な表現になる。

これはとてもわかりやすい潜在意識チェックだ。
我ながら大発見だと思っているが、これを友だちに話すと「そお? 違うと思うけど」という答えが返ってくる。
彼は、創作をしないからだと思っている。

さて、午後の恐竜である。
ショートショートが11編入っているのだけれど、これは星新一が凹んでいるときに書いた小説集なのではなかろうか。

どれもオチは暗く、悲しい、あるいは寂しい。
編集者ももっと気分の多彩な構成にすればよいのに。
まるで、楽しくなれるものを取っていったら、最後に残ったものを集めてしまいました。
という感じだ。

チョイ上の自分史わたし本なら文研ビズ

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