耳と文章力―上手な文章を書く秘訣

2008/11/5 水曜日 – 17:28:35


書名:耳と文章力―上手な文章を書く秘訣
著者:丸山あかね

自分史を作成するうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に作成するときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を作成するときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を作成する際の参考情報になれば幸いです。

「絶対文章感」という言葉を聞いたことがない。
この「耳と文章力―上手な文章を書く秘訣」の著者 丸山さんの編み出した新語らしい。
絶対音感に対抗して、絶対文章感。

絶対音感という意味を誤解しているのか、曲解しているのかは最後まで読んでわからずじまいだったが、絶対文章感とは文章に対する絶対的な才能らしい。

出だしから嘘くさいのに、丸山さんは、なかなか読者であるぼくを飽きさせない。
何という「絶対的な」文章力。
丸山さんの記述によれば、丸山さん自身の文章力はダメレベルだそうなのに。

もう15年も「ライター」をやっているのに。
謙遜する利用なぞどこにも見あたらないが、どこまでも丸山あかねの謙遜は続く。

ただし、丸山さんは努力もし、知識もあり、日々原稿を書いているので鍛錬もし、1文に三度も接続詞を使う人のセンスを疑っている。
(十分すぎるほど、素人?の駄文に辟易しておられる)

結局、絶対文章感はなかったらしいけど(ちょっと一安心)。
それ以外でわかったことは、丸山さんには素人には及びもつかない、とてつもない文章力があるということ。

チョイ上の自分史わたし本なら文研ビズ

Post a Comment