上司は思いつきでものを言う

2008/11/29 土曜日 – 17:34:58


書名:上司は思いつきでものを言う (集英社新書)
著者:橋本治

自分史を作成するうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に作成するときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を作成するときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を作成する際の参考情報になれば幸いです。

橋本治という人はセンスのいい人だと思っている。
桃尻娘もそうだったし、この「上司は思いつきでものを言う」もそうだ。

まったくタイトルだけで手に取ってしまった。
ある編集者に聞いたところ、「本は装丁とタイトルで売れるかどうかが決まります」とのこと。
中身で売れることもあるだろうが、外見で決まることも多いとのこと。
ぼくがこれまでに読んできた中で、外見だけだったものちょくちょくあるから、まさしくそうなのだろう。

しかし、橋本治さんの上司は思いつきでものを言うは違う。
中身も伴っている。

なぜ、上司は思いつきのようなことを突然言ってしまうのか?
それは、日本に伝わって独自に発達した儒教が原因らしい。
そんな見方があったのか!

またビジネスマンの戦国時代好きも、それにかなった現象だそうだ。
さらにスポーツの世界で日本選手がトップレベルになるとことごとくルール変更されてしまうことも。
そんな下地があったのか!

さて、この本を読んだぼくは「現場」を訪ねてこの事態を克服しなければいけない。
関心だけに終わらせず、明日からのやる気を引き起こさせてくれる、さすが橋本治と思わせる本だ。

チョイ上の自分史わたし本なら文研ビズ

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