関が原 誰が大合戦を仕掛けたか

2008/3/31 月曜日 – 19:26:13

書名:関ケ原―誰が大合戦を仕掛けたか (PHP新書 (460))

著者:武光誠

自分史を作成するうえで、市販の書籍を参考にすることはよいことだと思います。もちろん度を超して盗作になってはいけません。
プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に作成するときのお手本になるに違いありません。
また自分史として自分の知識と経験を綴るにしても、情報収集は必要です。取材に行くこともあるでしょうし、参考文献を読破するも必要なことです。
ここではわたし、野見山肇が読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を作成する際の参考情報になれば幸いです。

日本でいちばん有名な天下分け目の合戦です。徳川家康派のぼくは彼のネゴシエーションに感嘆しています。
しかし、この本ではそんな事ではなく、関係者の人物紹介に徹しているのです。

ある程度の予備知識がある人には、まさに面白おかしく読める本です。
全198ページ。2時間かからずに読み終えることが出来ます。

西軍は寄集めと言うことは知っていたけれど、石田三成の脅しによって西国の小藩はやむにやまれず西軍についたとは!
それなら勝機を感じて東軍についたのであって、裏切りと呼んではいけないのかもしれません。
ただ、一度西軍についたらその役を全うすべきでやはり裏切りはよくないのかもしれません。
全うした人、たとえば立花氏などは改易されずにすんでいます。

などなど、考えるきっかけをいくつも与えてくれる本です。

チョイ上の自分史わたし本なら文研ビズ

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