インタビュー取材の実践

2008/12/13 土曜日 – 13:23:25


書名:インタビュー取材の実践
著者:宮部修

自分史を作成するうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に作成するときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を作成するときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を作成する際の参考情報になれば幸いです。

ノウハウ本かと思っていたら、それは違うのだ。
この「インタビュー取材の実践」は宮部さんのインタビュー仕事の思い出本なのだった。

読売新聞時代の数々のインタビュー仕事とその取材記事がまとめられている。
で、思い出話をする際に、インタビューの心得とほかのダメ取材記者たちのNG仕事があげられているのだった。

宮部さんは完璧主義者らしい。

取材相手に対して豊富な資料と情報を持って、取材に当たるべし、とのこと。
どこまで集めれば「豊富」となるのか、ちょっとあいまいでよくわからない。

また、取材相手を好きにならなければいけないそうだ。
ま、これは文化部の記者だったからできたそうだけれど。社会部の記者だと、確かに難しそう。

取材記者は、翻訳家より雑学が必要だそうだ。
取材相手のさまざまな価値を見逃さないために!

こんな崇高なことができる人は、「インタビュー取材の実践」を読まなくても実践できそうだ。
それにしても、宮部さん、、もう少し自慢話を減らせられないモノか。
いい仕事をたくさんしているのに。

チョイ上の自分史わたし本なら文研ビズ

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