問題な日本語

2008/12/29 月曜日 – 14:17:55


書名:問題な日本語―どこがおかしい?何がおかしい?
編者:北原保雄

自分史を書くうえで、市販の書籍は参考になります。
市販の書籍は、プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に書くときのお手本になるに違いありません。
自分の知識と経験を綴るカタチの自分史を書くときも参考文献は必要です。
ここではわたしが読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を書く際の参考情報になれば幸いです。

2004年から2005年にかけて、売れに売れた本です。
日本語ブームに火をつけたといっていいのかもしれません。

日本語ウンチク本として、「あれはまちがい」と断定してはいけないのだけれど、ちょっと覚えはじめたり、ほかに得意分野がないと、「アレは間違い」と断定したくなるのが人情である。

しかし、日本語を極めた人は、おおらかな気持ちに至っているので、寛容になる。
この北原保雄さんをはじめとする明鏡国語辞典の編集委員のかたがたはどなたも日本語をきわめておられる。
どなたの文章も、品の良い日本語になっている。
上品さというものは、余裕のことなのかもしれない。

タイトルからは昨今の日本語の乱れを指摘するような印象を受けるが、中身はそんな下品なものではない。
言語(日本語)はどのように変遷していくのか、岐路に立っているコトバを題材に説明されているのだ。

「お」と「ご」の使い分け、漢語と和語とで使い分けるそうだが、それよりも日常でよく使われると「お」、そこまで日常に使われないと「ご」という分け方でいいんじゃないかと思うのだが、そのような意味に取られる説明になっているんだが。

チョイ上の自分史わたし本なら文研ビズ

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