おまけより割引してほしい―値ごろ感の経済心理学

2008/4/9 水曜日 – 10:28:32

書名:おまけより割引してほしい―値ごろ感の経済心理学 (ちくま新書)
著者:徳田賢二

自分史を作成するうえで、市販の書籍を参考にすることはよいことだと思います。もちろん度を超して盗作になってはいけません。
プロの作家がプロの編集者と二人三脚で出版した本ですから、自分史作成の基本要素である、テーマ・題材・構成・文章表現、いずれも自分史を実際に作成するときのお手本になるに違いありません。
また自分史として自分の知識と経験を綴るにしても、情報収集は必要です。取材に行くこともあるでしょうし、参考文献を読破するも必要なことです。
ここではわたし、野見山肇が読んだ本を感想文のカタチで紹介します。自分史を作成する際の参考情報になれば幸いです。

値ごろ感つまりお買い得と思う気持ちだが、これには公式があるようだ。
値ごろ感=価値÷費用
あまりにも簡単すぎる方程式だが、この意味するところは奥深いものがある。
ということを解説している本なのだが、確かに最初から最後まで興味を持って読み進めることができた。

社会心理学、行動心理学、と心理学には興味をそそるモノがあるが経済心理学も人間の欲求を分析するモノなので面白いということを、この本を通して知ったことになる。

この値ごろ感に基づく行動には、買い物以外にも社会行動にも影響を与えているらしい。
練習では完璧なのに試合で負けるのはなぜか?
定食屋でカウンター席とテーブル席を選ぶ際に求める価値とは?
ボンマルシェというフランスにあるデパートのマーケティング戦略は?
なぜ電車の中で音漏れも気にせず、ウォークマンやIpodを聴くのか?なぜ電車の中で化粧をするのか?
みんな、この値ごろ感で説明できるのだ!

チョイ上の自分史わたし本なら文研ビズ

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